暖冬とはいえ朝晩は冷え込むこの頃、皆さんはどのようにお過ごしだろうか
私は、コートも着ずに渋谷まででていったり、健康のためとか言って近所を散歩することを日課にしたりと元気に日常を過ごしている。昨年12月には昨年6回目となるオーストラリアの旅にもでかけ、数えれば通算で68泊の海外生活だったことになる。今年もとにかく撮ってこようと思っていて、大好きなコンサートに絡めて旅行計画をしようとそのコンサートの日程が決まるのを手ぐすね引いて待っているところだ。女房殿との旅行は、ゴールデンウィークの計画はまだだが、夏の旅行は既にほとんど手配を終えた。
手術をした5年前からは想像もできなかった生活が続いているわけで、日赤の医師の方々には感謝の念が絶えない。旅行もどんどん行きなさいと言ってくれていて病後だから旅行にいけるだろうかなんていう不安も払拭してくれるのは励みになる。
宇宙エレベーター協会では、理事として活動を続けている。2019年には SPECxROC(スペックロック)と題して宇宙エレベーターのクライマー(昇降機)実験機の昇降にロボットの降下を組み合わせた競技会を開催する予定で準備中だ。競技会については協会の SPECxROCのサイトに掲載されている。その他にも、でかい話が飛び交ってるが、その話の実現のために何か貢献できればといいと思っている。
前回の投稿の後、ブレーメンを主目的としたヨーロッパとオーストラリアに旅行したので、そのときの様子を近況報告として記しておくことにする。
国際宇宙会議( International Astronautical Congress:IAC)という宇宙関係の展示会やシンポジウムが年一度のイベントとして開かれているる。興味を持った者として、また、宇宙エレベーター部門もあるので、どんなところか覗いてみようと思っっていた。2018年はブレーメンでの開催であり、参加してみようと思い立った。宇宙エレベーターに関するセッションを聞き、展示会を回り、併せて開催された(International Astronautical Association:IAA)の宇宙エレベーター関連委員会に参加させてもらった。IAAの委員会は、2018年度までは(仮)がつく委員会らしいが、2019年からは宇宙エレベーターを大量輸送機関の一つと位置づけて、鉱物資源を探る委員会とともに宇宙インフラ委員会といったグループに再編される方向に向かうようである。また、これまでメールでやりとりをしていたヨーロッパ在住の競技会関係者とのミーティングも持つこともでき、なんかリア充になった的な感じがしたブレーメンであった。
ところで、せっかくいくのであればということで、あるデザイナーの方たちが作成してくれたJSEAのポスターを持って行けということになり、宇宙エレベーターセッションの会場に貼らせてもらった。「I like it」 と近寄ってきたのが、Dr. Peter Swan。米国ISEC (International Space Elevator Consortium) の会長で、このセッションの共同議長である。じゃあ写真をといったところ、即OKでジャケットまで取ってきてくれた。
ブレーメンといえば「音楽隊」がまず思い浮かぶので、市庁舎裏手にあると聞いていた音楽隊の像を一枚。昼間も撮っていたけれど、サッカー観戦帰りの夜の一枚の方が好みに撮れている。国際宇宙会議色がいたる所で見られた市内だが市庁舎に展示されていたのはなんと日本の宇宙関連資料。日本語のバナーもあり驚きだった。
上でサッカー観戦と書いたが、せっかくブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)の試合が開催されていたので観戦。「半端ない」の大迫選手が所属するブレーメンの試合で大迫選手も出場していた。専門家ではないので彼の評価ができるわけではないが、チームになじみきっていないという印象だった。
ブレーメンの次にシントロイデン(Sint-Truiden)に立ち寄ってもう1試合観戦した。ベルギーリーグで日本代表の遠藤航と冨安健洋をはじめ鎌田太地、関根貴大、小池裕太の5名の日本人が在籍している。観戦した試合には、鎌田、富安がフル出場、遠藤が途中出場だった。遠藤、富安は良いなぁと感じた。代表に選ばれるだけのことがある。鎌田はよくわからないが何かもう一つ物足りないという印象。おそらく試合をとおして目立っていないからだろう。つまりディフェンスお時は居場所がわからず消えているように感じるのである。だから悪いというわけではないが。試合後5名が揃ってスタンドの知人のところにに来たので、便乗して写真を撮らせてもらうことができたり(貼りません)、隣接のホテルで遠藤、富安両選手とすれ違い、「頑張ってください」と声をかけることができたりして、来た甲斐があったシントロイデンの町だった。ついでに苦笑した話。Sint-Truidenをシント トロイデンと言うとと通じなかったのねぇ。「シントロウデ」的な発音か。実は鉄道利用でストの関係で乗るべき列車が変更になって検札の車掌さんにそのことを伝える時のこと。普通は読めればいいのだけれど。
ドイツでの早朝の車窓からの一枚。こういう景色はどこでも見られるけどなかなか写真に撮らない。今回はふと思いついてカメラを取り出した。
ベルギーから帰国便に乗るべくパリに。1泊して翌日午後の便まで少し散策。秋だった。リュクサンブール公園まで行ってサン=ジェルマン=デ=プレ~ポンテザール~ルーブル~パレ・ロワイヤル~レ・ザールまでのコース。
ルーブルのピラミッドを見るのは初めてで、なるほどという印象。建設の準備中に所属会社がかかわっているという話を聞いていたけど何をやったんだろうかという疑問は今もってはれていない。
この旅行でブレーメンの前に訪れたのがここ。一度行かなきゃと思っていたところ。天気予報で青い空は期待できないとのことだったが、その通り。着いた日には対岸から見てみようと思っていたけど、ガスっていてホテルからも雨でかすんでいて遠くから見られる状況ではなく残念。暗くなってから雨は上がり、翌朝は一瞬だけれど朝日に映える姿を見ることができた。島内では屋根瓦が結構キレイだったという印象。ちなみにオムレツは食せず。
2018年12月、メルボルン・シドニー・ブリスベンの3ヶ所で開催されるロックフェスを見に行くことにした時、3年程前に知ったピンク色の湖が西オーストラリアにあることを思い出した。ピンクレイクはいくつかあるようだが折角なので一番綺麗な色だと言われているミドル島(Middle Island)のヒラー湖(Lake Hillier)を第一候補にした。調べてみると短期間の日程だとシーニックフライトで見るしかない。しかもそのフライトはエスペランス(Esperance)という町の空港からで、エスペランスへはパース(Perth)から(レンタカーでパースから往復する時間と勇気があれば別だが)1日数便のレシプロ機が飛んでいるだけ。本当に行きづらい。行きづらい・・・ではこの機会は逃せない!と行くことにしたのである。Google Mapで見ると場所もわかるけど、航空写真にするとここに掲載した写真とかなり近い画像を見ることができる。
エスペランスへ向かう便が雷雨の影響で遅れが出ているとのアナウンスがあり、飛んでみると滅茶苦茶揺れて着陸前には稲光が見えるというあいにくの天気になってしまった。翌日、フライトの当日なので飛行場へ行くと誰もいない。会社に電話すると、悪天候であることもあるが飛行機が故障で飛べないとのこと。オイオイ!その日はホテルに引き返し連絡待ち。2時間ほどして、パースから代替え飛行機を持ってきたので明日には飛べるだろうとメールが入る。そして翌日、再度、悪天候のため予定時間を遅らせるとの連絡。フー。遅らせた時間に行くと 「飛ぶぞ!」ということでやっと飛べたのだった。飛んでみてミドル島付近に着くとその周囲は青空が広がりニッコリ。十分に報いられた気分だった。
ピンクレイク訪問のフライト中に見えた砂浜。滅茶苦茶綺麗でパイロットにお願いして浜と平行に飛んでもらって撮ったところも。
「ラッキーベイがオーストラリアのビーチで2番目に白い」「では、一番白いのは」「さっきのクィーンズベイ」...ホントかな? ラッキーベイは天気が良くてシーニックフライトが予定通りに実施されていたら、陸路で訪れようと思っていたところ。上空から見えたからよしとする。
波と白浜の白さとグリーンのコントラストに加え、波が海中で砂を巻き上げる様子もわかるほどに澄んだ海の美しさにも魅入られてしまった。
もう一ヶ所くらい行きたいと思ってネット上の画像で見つけたところ。500kmも走った割にはちょっと残念。この波状の部分はほんの数十メートル。古い鉱山の一角らしくていくつか奇石はあるが他には何もない。パースからエスペランスへ行く途中で立ち寄るのはいいけど、わざわざここだけのためにというのはもったいなかった。西海岸をもう少し北上していれば...などと悔やむのは悔やむが、すべてわかっていれば面白みがないのが事実。また次も無駄な足を延ばすに違いない。
パースからセルバンテス(Cervantes)へ向かってドライブ中、白い丘のようなものが見え隠れし始めた。「え、砂丘? こんなのの知らないぞ」と思い車を止めてみた。道路脇の案内板に書かれていた名称は「Mobile Dune」灌木の野原の中にいきなり現れた鯨のような姿。舞う砂と風紋。これが真っ白で美しかった。
帰国して調べると西オーストラリアの白い砂丘として多くはないが紹介されている。ただし、立ち寄った3ヶ所はガイドブックには載っていないところ。素晴らしい光景だったけれど人がいなくて穴場だった。今回の旅での発見と言っていいだろう。
西オーストラリアでピンクレイクに次いで行ってみたいと思っていた場所。パースから200kmほど北上したセルバンテス近郊に位置する。車で15分ほどのところなので、夕方ホテルに着くと一度見に行こうと思い立った。行ってみると夕景が撮れそうな感じになっていて、そのまま暗くなるまで撮影。ホテルに帰ると夕食の時間が終了していたことは愛嬌。
写真を整理していて、これは白黒に処理した方がいいかなと思ったのが何枚か。折角なので4枚掲載
最後に
この正月はこのブログを元に年賀状を書こうと思っていたが、一応サイトに掲載する準備ができたのは、今日、11日。今更、年賀状として紹介できないので寒中見舞いのようになってしまった。年賀状を頂いているのに、こちらからのご挨拶をせずに申し訳ないが、近況を聞いてきていただく方が多いので、やはり、内容がある方が良いと思っている。
では
© 2014 Fukudoya