山は白く、森は色づき、
池と川は空を映していた。
晩秋の上高地には、静けさと華やかさが同居していた。
この季節を選んでよかったと思う。
山は白く、森は色づき、
池と川は空を映していた。
晩秋の上高地には、静けさと華やかさが同居していた。
この季節を選んでよかったと思う。
是非とも黄葉の時期に訪れたいと思っていた上高地。2022年、実現した。
松本駅前で前後泊、上高地で1泊とし、せっかくなので朝の光景を二度見られればと考え早朝のバスで上高地へ向かうことにした。上高地は一般車両が進入できないのでバスが最もリーズナブルで便利な手段なのである。アルピコ交通・松本発05:30の始発バスを予約した。この便は新島々駅にも立ち寄らず、ノンストップで上高地エリアへ向かう。早朝にもかかわらず車内は多くの人で埋まっていた。終点・上高地の二つ手前の大正池バス停で下車したのは7時前だった。
朝靄に霞む幻想的な大正池――そんな光景を思い描いていた。撮れる保証などないが、それでも、ここから歩くという計画を実行した。
豈図らんや――思わずそんな言葉が口をついた。 目の前に広がっていたのは、想像していたものに驚くほど近い光景だった。まさか、頭の中に描いていたイメージそのままのような風景に出会えるとは、まったく予想していなかったのである。
大正池を出発し、河童橋から明神橋まで梓川左岸を歩き、右岸にわたり、一之池、二之池、岳沢湿原とまわってきた。この日は、ここまでとして、ホテルにチェックインした。宿泊したのは、THE PARKLODGE上高地 というホテル。自分の旅のスタイルからするともったいないレベルの質だが、空きがあり宿泊出来るところは選択肢が少なかった。それでも、ホテルを確保できただけでも良しとしなくてはならないくらい人気の場所なんだと思っている
閑話:「人力車かトゥクトゥクみたいなの、どこで乗れるの?」と案内所で聞くおばさんの声が聞こえた。自分にはあっと驚く質問だったが本人はマジらしかった。ひらひらのスカートにハイヒール。ここがどんな場所か調べもせずに来たらしい。もったいないことだ。
その夜は、雲が多く星空ではなかったのは残念。
翌日は、宿をでて、右岸を西の方へ下り、田代橋を渡ってバスターミナルへ戻るという予定にしていた。
十分に満足できた、念願の上高地だった。
この旅行記が、これから上高地を訪れようと思っている人の、計画づくりの参考にでもなれば嬉しい。